ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

毎日泣ける 贅沢な暮らし

 

たとえばこんな、母のお昼ごはん。

 

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・上等の米・塩・海苔 → よく噛んでと言われても、どんどん喉の奥に消えていく、そんなおにぎり。

・黄色い沢庵と、水ナスのお漬物

・八女茶

箸はあっても、全部手づかみでいきました。

半身に麻痺がありますが、介助すれば片方の手を口まで持っていくことがまだできます。

おいしいね、と声をかけるとうなづいてくれます。

怒りもせず、混乱は少しあれど、むせることもなく!

 

お昼寝して、おめざにフルーツ。

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・キウイは値段が落ち着いてきましたが、スイカは走りです。マンゴーはメキシコ産、定価で買いました!

尿が多かったので、喉が渇いています。

大きな舌鼓を打ちながら、果物の水分を摂取します。

うれしくてたのしくてありがたい。

 

 

お夕飯。

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・買ってきたメンチカツ。くしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いてオーブントースターで温めると、揚げたてです。

・ニラのお味噌汁。

・白いご飯。

・沢庵とトマト。

母とふたり、めったに目があうことはないけれど。

話しかけるのに疲れて、YouTubeを見ながら機械的に口に運ぶこともあるけれど。

完食しました!

 

 

夕飯の後の歯磨きは、たいてい修羅場です。

車椅子のチルト機能と道具を駆使します。

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歯磨きの延長でしょうか、感情が高まり、泣き始めました。薬も飲んだので、早めにベッドに寝かせます。

何もできない、足が痛い、わからなくなった、と泣きます。

手放しで、苦しそうに泣きます。

こういう時は2択。まず、母をぐいぐいっとベッドの端に追いやって、

窮屈な添い寝をします。

①そんなことないよ!今日は忙しかったからさ、疲れちゃったよね。

もう寝ようね。ちょっとくらいわからないのはしょうがないよお。私がいるからだいじょぶ、のんびりやろうよ!と明るく言う。

②うん、つらいよね。大変だよね。どうしようねえ、もうやんなっちゃうよねえ、と一緒に泣く。

 

母も私も、毎日泣きます。

一人で流す涙は悔しくて苦いけれど、一緒に泣く涙はちょっと甘い。

私が大げさに泣くと、母はきょとんとして泣くのをやめたりします。

毎日ご飯を食べてくれて、ともに泣ける、それはとっても贅沢なこと。

 

 

母の目の周りに保湿クリームを塗って、私も布団に入りました。

 

 

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