母は、誤嚥性肺炎と胆嚢炎を併発して、7月はほとんど、入院していました。
入院する直前は、身の置きどころがないような苦しげな様子で、往診の主治医に、もう楽にしてあげたいと泣き言を入れた私です。
退院後も、再度肺炎らしき症状を呈し、在宅のまま点滴治療を受け、なんとか乗り越え、9月に入りやっと少し落ち着きを見せています。
口からの飲食が難しくなり、今は経鼻胃管での注入のみ。
白湯、ポカリ、エンシュア、豆乳、管の殺菌目的の酢水、が母のおなかに入るすべて。口内ケアや、口を湿らす時には、ジャスミン茶や、イチゴなどのベリー類のハーブ茶を使っています。いい香り。
前回の往診の際、「先生に見ていただきたい!」
とお願いして、スポンジからハーブティをゴクリできることを披露しました。そして、交換で管を外した際に、「ゼリーを一口、入れてみたい!」と、更にお願いして、先生と看護師さん注視のもと、ゼリーゴクリも成功させました。
ゴクリという音を聞いてから、細い吸引管をスーッと気管に入れて、誤嚥していないであろうことを確認した先生。
「嚥下判定、してもらおう!」とおっしゃいました。
その場に身を投げ出して、泣きわめきたいくらいうれしかった。
少しむくんでいる、母の手。
意識レベルはまだ低く、少し声がでたり、反応を見せたりするようにはなっていますが、すっかりおとなしくなってしまった母です。
これから、まだまだ、いろんな局面が待っているでしょう。
そうであってほしい。
勇気を出して、大好きな母との時間を、大切にしていきたいです。
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