母の朝の果物。
すいか、いちじく、びわ。梅干し。
このごろ、山積みで売っている新玉ねぎ。
スライスしておかかポン酢とか、わかめと一緒に胡麻ドレッシングとか、カリカリじゃこと胡麻と大葉で口の中が少し痛くなる、とか。
血がきれいになるような気がします。
今日は、焼いてみました。
インスタグラムにレシピがアップされていて、これはやるしかないと思って。
まず、水分が出ない程度に電子レンジで軽くチン。
塩をまぶして、断面にオリーブオイルを塗って、皮ごと焼きます。
中弱火で約40~50分。
へな~んとなったら出来上がり。
皮をつけたままなのでかろうじて崩れませんが、とっても柔らかくなってます。
塩だけでいただきましたが、なにか他にもっとあう調味料がありそうな気がします。
母のごはんです。
雑穀ご飯に残りものの野菜炒めをのせて。
あとは、蕪の甘酢、トマト、素揚げのかぼちゃとジャガイモと、焼き新玉ねぎ。
かぼちゃとジャガイモは、ぱさぱさして飲み込みにくそうなので、トロトロに焼けた新玉ねぎをソースみたいにして、一緒に食べてもらいました。
おいしそうに食べてくれました。
焼く前の新玉ねぎの断面です。
とってもきれい。
あ、似てる。。。と突然思い出しました。
小さい頃、よく食べてたんです。
父がしょっちゅう買ってきてくれました。
固くて、甘くて、やさしい味。
母が倒れる少し前、たぶん1か月前くらいだと思います。
旅番組で紹介されて、その夜、母に電話したんです。
ねえお母さん、栗せんって覚えてる?
ああ、ほさかの?
そうそう。あれ、よく食べたよねえ。
そう? 好きだった? 今度、買っとくね。
受話器越しだった母の声が今も聞こえるような気がします。
買っとくね、と言っている顔もはっきり想像できます。
母はいつも、どんな時もやさしかったです。
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