ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

介護する幸せ

今日母は、往診の主治医にワクチン接種してもらいました。

あっという間に終わりました。

発熱もなく、無事に過ごしています。

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買ってきたお寿司のご飯を3分の一にして、てまり寿司のように丸めてみました。

海苔巻きは食べませんでした。

あとは、お豆腐のおつゆと、甘夏です。

 

私には、弟がいます。

彼は2,3か月に一度、1時間半かけて車でやってきます。

母のおむつを替えたこともないし、胃ろう箇所を見たこともありません。

母にご飯を食べさせている最中にいきなり母の足をぐいぐい揉み始めて、私に怒られたりしています。

 

彼は、母が寝たきりになった頃、

「介護って、男にはできないことが多い」と言いました。

いやいや、君は男である前に息子だよね、とは言えませんでした。

 

弟は母のことが大好きで、心配で心配で、いろんな情報をメールで送ってきます。

今回、弟はいつものようにロールケーキを携えてやってきて、

2時間ほど過ごして帰り、私・弟・妹のライングループに、

「お母さんは顔色もよく、安心した」とコメントしてきました。

「介護順調」

「ありがとうございます」と続きました。

介護順調。

それは私が言うことやろ!

弟は屁理屈大魔王なので、下手な返信は泥沼展開を呼びます。

「ケーキごちそうさま」とだけコメントしました。

 

その後、妹が電話してきて、

「介護順調っていう言葉はない」って言うんです。

「介護は、心配や不安がまずあって大変なのが当たり前。

何かがうまくいったり、嬉しいことがあったら、それは万歳して喜ぶような事。

だから、介護が順調とは言わない。」っていうんです。

 

妹の思いに胸をつかれました。

 

妹は海外に住んでいます。

母の介護が始まって、初めて妹がこのマンションに来た時、

来るなり妹の姿が消えていて、どこだ?と思ったら、

ブラジャーとパンツだけになって、風呂掃除をしていました。

「えええ!まずは一休みしたら?」と言ったら、

「私にできることはこんなことしかない」と。

子連れのフライトで疲労困憊のはずなのに、滞在中ずっとその調子でした。

 

妹と母は、特別な関係だと思います。

母が、舅・姑・そして父の世話と仕事でてんてこまいだったころ、

妹はいつも全力で母を助けていました。

私は家を離れ、極楽とんぼ的生活をしていました。

妹のアトピーが悪化したとき、母はあらゆる民間療法を試し、妹と共に闘っていました。

なんとか教にまで手を出しそうになったこともあったそうです。

「お布施は一口1000円からになります」と言われ、

ふたりは間一髪、同時にハッと我に返り、入信せずに帰ってきたそうです。

その時の、ハッ!という気づきの音を妹は今も覚えていると言います。

聞こえなかったと思いますが。

 

そんな妹は、べったりと母を介護する私をうらやましく思っているんだ、と気づきました。

不謹慎と思い、言わずにいたのでしょう。

「私がうらやましい?」と聞いたら、

うん、とうなづきました。

 

弟も私がうらやましいんだろうな。

まあ許したるか。

 

そんな私の今日の食事です。

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ロウカット玄米。ロウカットだからたくさん食べていいんです。おいしいです。

 

納豆2パック。ぬか漬けモリモリ合わせ。

 

お母さん、介護する幸せをありがとう。

 

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