朝ごはん。
残りご飯のおにぎりは、冷蔵庫に入れずとも固く冷たくなってました。
鰹節、ごま、梅干し、醤油入り。
ぬか床がいい塩梅です。
寒波に乗じて、沢庵作りに挑戦。
7年前に胆管がんで亡くなった父は食い意地の張った人でした。
食以外でも好みが明確で、自らを楽しむ人でした。
酒乱の気があり、そこは家族にとっては大きな迷惑でしたが。
そんな父の好物の一つ。
「ひね沢庵」
ほんとは、細めの大根を皺が寄ってしなびたようになるまでよく干して、重しをきかせて漬けるんですって。
見様見真似で普通の大根を縛り、寒風に2週間干して、ぬかみそと一緒にジップロックに入れてみました。
いつ出来上がるのかな。
今日は、腹部MRI検査の結果の日。
異常なしとの診断で安心しました。
57歳で初めてのMRI検査を経験し、老いの道を歩き始めたことを自覚しました。
強がりでも感傷でもなく、両親の来た道、先に行った道を私も歩いていこう。
いつか読んだ本に、
「私の前に一本の道があり、右は孤独の森、左は自由の野原」という記述がありました。
その道は死へと向かう道です。
その先に父と母がいると思えば怖くないし、楽しみです。
健診や検査を一生懸命すすめてくれて、検査結果の前の日には、
「こわい」とつぶやく娘たちがいる幸せに感謝して、今日はとにかく掃除をしよう、そう思った土曜日の朝でした。
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