ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

モチモチじやなくて、もちゅもちゅ

 

松本清張の息吹きに触れた興奮冷めやらぬままに、博多最終日を迎えました。

 

午後、福岡空港に向かいます。

飛行機は17:30発。

ねらいは、牧のうどん。

空港店があるはずです。

ゆっくりおうどん食べて、早めに保安所を通過して、搭乗まで清張タイムや!

 

まって。

空港店は空港から徒歩20分だって。

 

ぜんぜんダイジョブ!

時間あるし!

運動不足だし!

福岡空港の広い敷地を右手にぐんぐん歩きます。

 

着きました。

隣に「天麩羅処ひらお」があります。

 

大行列を作る「ひらお」、東京進出を果たした「たかお」、卓上のイカの塩辛を生んだ「だるま」。

福岡の「天麩羅三銃士」。

 

牧のうどんは、うどんです!

 

 

darjeelingmama.hatenablog.com

 

「ひらお」にも、「牧の」にも、どんどん車がやってきます。

 

卓上にあったおすすめメニュー。

おねえさんに聞いたら、お肉は甘い味つけ、とのこと。

ごぼう天のみ、トッピングしました。

 

お急須には、透明な出汁がたっぷりはいってます。

うどん1杯の値段の8~9%が昆布の仕入れ代だそうです。

キレのいいおつゆです。

甘い味のお肉とあうこと間違いなし。

 

よく切れる包丁でないとこうはならない、というネギを好きなだけ。

 

ごくごく飲みたくなるおつゆもさることながら、

麺です。

九州のやわめんは宮崎で何度か食べましたが、

それとは一線を画す、気合の入ったやわめんです。

モチモチではなく、もちゅもちゅです。

麺の量はかなり多いけど、

もちゅもちゅしながら口いっぱいの出汁の味を味わっていると、のどの奥にどんどん消えていきます。

一心不乱にもちゅもちゅしながら、

このつゆは父が、この麺は母が好きだろうと思ったら、

旅の空で封印していた、父に会いたい母に会いたい気持ちがあふれてきて、

慟哭の牧のうどん、とあいなりました。

 

飛行機の発着音にまぎれて声をあげて泣きながら、空港までの道を元気に歩いて帰りました。

この旅のクライマックスは、清張記念館ではなく、牧のうどんだったことを記して、

博多シリーズを終わりたいと思います。

 

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