ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

わがこ ぬかどこ

 

1泊2日の検査入院から戻ってまずは、ぬか床の手入れです。

暖かくなってきているからかな、ちょっと白かびが出てました。

上から5センチくらいをざっくりとすくって、捨てます。

新しいぬかと、唐辛子、ビールを豪勢にドボドボいれて、塩をします。

よくかきまわして、表面を平らにして、周囲を拭き、またよろしくね、とささやきかけます。

徐々に息を吹き返し、艶がでて、元通りのぬか床に戻るでしょう。

 

こんなご飯。

入院前にぬか床から取り出して、ぬかがついたままで冷蔵庫にいれてあった蕪。

豚汁と、おにぎり。

 

 

私の脳動脈瘤は、血管内治療をすることになりました。

開頭の方がすっきり治るようですが、脳動脈瘤のある場所が適さないようです。

血管内治療は、血栓ができやすくなり、術前と術後、血液サラサラ薬をしばらく飲むことになります。

ただ、体への負担は小さいです。

検査入院をした病院でやってもらいます。

 

出来る限りの情報と覚悟をかき集め、決めました。

 

娘婿と娘の奔走には、どれだけ感謝してもしきれません。

彼らの冷静で親身な意見が98%としたら、あと2%の決め手となった出来事がありました。

 

1泊2日の検査入院の日のこと。

検査後、安静にしている私の世話をしてくれる看護師さんはとても優しい。

それでも尿道カテーテルは不快なもので、看護師さんに聞いてみました。

尿道のね、いつ抜けますか?」

「明日の朝までかな。トイレに立たなくてもいいですしね」

「できれば早く抜いてほしいです」

「ああ、そうなんですね、じゃ、先生に聞いてみますね」

 

看護師さんが部屋をでたら、ちょうど先生が通りかかったようです。

廊下での会話が聞こえてきます。

全力で聞き耳をたてます。

 

「先生、○○さん、尿カテ、早く抜いてほしいっておっしゃってるんですけど」

「あらそう。安静解除になるのは何時だっけ?」

「20時です」

「じゃ、その時抜いていいわよ」

「わかりました」

「わたし今日泊まりだから、なんかあったら言ってね」

「はい」

 

この会話の雰囲気がとてもよかった。

看護師さんの率直な話し方と、医師のあたたかなまなざしが目に浮かぶような物言い、そして、最後のやりとり。

いい職場なんだな、と感じました。

 

 

治療できることに感謝してその日を迎えようと思います。

 

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