ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

スポーツジム わたしの心得。

 

近所のジムに15年通っている。

途中、母の介護で4年間休会した。

もっぱら、プールと風呂だけ。

ヨガや、ボクササイズに挑戦したこともあるが、続かず。

 

私も含めて、決まった時間帯にジムに行くという人が多いのだろう。

プールにも、風呂にも、固定メンバーが何人かいる。

 

プールでは黙々と泳ぐだけ。

レッスンや、エクササイズに参加したことはない。

泳ぎ始めは雑念が頭の中をぐるぐるまわる。

200mを越えて体が水に慣れたあたりからだと思う、頭も心もからっぽになる。

肩から大きく腕を回し着水したら前にグイっと伸ばしてできる限りの水を掻き、後方に押しやる、と同時に強く足を蹴る、そしてまた、腕を大きく回す、その動作に集中する。

息が上がったらクロールを平泳ぎに切替えて、呼吸を整える。

約20分で終了。

自分の体力を信頼しない。

 

風呂への階段は、手すりにつかまって、注意深く降りる。

疲れていないと感じても、自分で思っているほど若くない。

 

風呂に入ると、半分は見知った顔と体。

最長の人とは15年、

途中からの人でも10年以上、

最近入の人でもすぐに数年、

ほぼ毎晩一緒にお風呂に入っているのだ。

年代は、40代から60代が最多。

毎日見ているとわからないけど、

4年間の休会明けに復帰したときに、あ、みんなちょっとずつ太ってる、と思った。

 

サウナでもめて、やめちゃった人が何人かいる。

プールのミストサウナで誰彼構わず名前を住所を聞き出そうとする男性がいて、

あっという間にいなくなった。

宗教らしきものを勧誘してる人もいたな。

 

 

挨拶だけの人が何人かいる。

たぶん子供が同じクラスだった人も2人いる。

向こうも気づいているのかな。

会うと親しく話す人は、考えてみたらひとりだった。

 

 

以前、ジムが休みの日に、娘達を連れて近くのスーパー銭湯に行った。

10年来、毎晩ジムの風呂で会うけど、挨拶はおろか、話もしたことない女性が来ていた。

思わず笑顔で挨拶したら、彼女もはじけるような笑顔で応えてくれた。

「あら、ご家族でいらしたの?」なんて言われて、

「はい、そうなんです、今日お休みですもんね」と応え、更に笑顔を交わす。

じゃ、ごゆっくり、と離れた。

 

次の日、彼女とジムで会ったときにも笑顔で会釈、言葉はなし。

現在は、目があえば、そうとはわからない程度の首の動きでお互いを確認しあう、という仲です。

 

裸を知っているのに、関係は薄い。

スーパーや薬局で会うと、着衣だから、新鮮な驚きがある。

あえて近づかない、希薄なのに生々しい人間関係、快適です。

 

今日も20分泳いできた。

少しおなかが空いている。

 

 

中とろとサーモン。

満腹にならずとも、満足感あり。

 

 

 

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