ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

オールタイムマイベスト映画⑦月の輝く夜に

1987年のアメリカ映画。

月の輝く夜に

ニューヨークを舞台にした、イタリア系アメリカ人の人間模様を描いた作品。

 

前半、主役のロレッタ(シェール)と、ロニー(ニコラス・ケイジ)の初対面の場面で、ステーキが出てきます。

この場面。

たぶん、塩コショウだけのシンプルなステーキ。

パスタはかなり細麺。

胸毛ワサワサのロニーに、ロレッタが焼いてあげました。

ロレッタは、パスタだけを、塩を振ってからクルクルとフォークに巻き付けて食べてます。

真似して、ステーキを焼きました。

付け合わせは、クレソンと玄米。

味付けは、焼肉のたれとにんにく。

おいしかった!

 

この映画は、シェールの独壇場です。

「ポップスの女神」の愛称を持つ彼女は、歌手・女優として50年以上の芸歴を誇る、

世界的なレジェンド。

この頃、30代後半。

ミルク飲み人形みたいに開閉する大きな三白眼が素敵。

スタイル抜群で、

(ヤッパ、ヤセテナイト、ダメカナ…)

かなり低音で話すところもかっこいい。

(コレハ、マネデキル…)

 

 

ニューヨークのリトル・イタリーに住むイタリア系移民の大家族の暮らしぶりに興味津々です。

キリスト教への信仰が根付いていて、

電話の横にローマ法王の写真が貼ってあったり、

すぐに教会に懺悔に行ったり、

ロレッタが、ロニーとのデート前に(ロレッタはロニーの兄と婚約中)、白髪を染めてパーマをかけてしっかりメークして、見違えるような美女になって美容室から出た瞬間に、シスター(尼僧)にぶつかったり。

 

食いしん坊の私がチェックしたのは、ステーキのシーンと、もうひとつ。

「眠るのは死んでるみたいで怖いんだ」という、老いに怯えるロレッタの父親、コズモ。

妻の目を盗んで不倫中です。

レストランで向き合うコズモとムチムチした女。

この女性がチビチビ食べてるのは…これは!?

カンノーロだ!

この場面です。

小さな筒、と言う意味を持つ、イタリア・シチリア島の郷土菓子。

小麦粉でできた生地を筒状にして油で揚げ、リコッタチーズのクリームがたっぷり詰まってます。

以前、諏訪湖に行ったときに上諏訪の駅の直売所で、

小さな女の子連れの男性が、簡易テーブルに並べて売っていて、

(なぜここに、こんな珍しいイタリアのお菓子が…)

(しかも、親子で、細々と売っている…)

思わず買いました。

「これって、ゴッドファーザーに出てきたお菓子ですよね!」と言ったら、

その男性、にっこりうなづきました。

カンノーロ、都内で食べた時には、日本人向けなのか、中は生クリームとカスタードクリームでした。

しかし、上諏訪のカンノーロは、正しくリコッタチーズのクリームがぎっちり!

おいしかったです。

 

飲み物のシーンも気になります。

序盤に父親と、ラストでは家族でシャンパンを飲むシーンがあって、

グラスに注いだシャンパンに、白い固形物をポンと入れて、シャーっと泡立ったところを飲むんですね。

これなんだろう、ってずっと思っていて、今回、グーグル君に教えてもらいました。

角砂糖ですって!

あ~すっきり。

 

食べたり飲んだりのシーンがすごく気になる私です。

 

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