ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

弟のこと

これはドライデーツ。

なつめやし、です。

黒糖のようなさっぱりした甘さで、最初に食べたとき美味しくてびっくりしました。

脳にいいから、と弟が送ってくれたものです。

 

darjeelingmama.hatenablog.com

 

サウジアラビア産だったかな。

A3くらいの箱にぎっちり並んでいて、1日2粒食べてますが、まだまだあります。

オーガニックで、いいお値段すると思います。

 

弟が生まれた時から知っていますが(当たり前)、

3歳年下で子供の頃からちょっと変わってました。

心優しいけど癇癪持ちで、切れると厄介。

 

今まで、いろんな軋轢や衝突がありました。

私は一番上で、弟、妹がいます。

弟と妹は、交流ほぼなし。

 

今回、妹に小さな脳動脈瘤が、私に大きな脳動脈瘤が見つかった時、

すぐに弟に連絡しました。

「検査してね」

弟の検査結果が明日、という日にラインが来ました。

「私は大丈夫だと思う。なぜなら、私はいろいろ気をつけているし、私に見つかるなら、だれにでも見つかるということになってしまう。姉と妹に見つかったのは、原因がある。言わずもがな」

という文面でした。

胃が収縮しましたよ。

なぜこんなこと言う?

あんたちは自業自得、って言われてる?

 

そして次の日、異常なしの検査結果を受けて、

「ばんざ~い!」というメッセージ。

「よかったね、安心しました」と返信したけど、もやもやがひどい。

 

その少し後、手術前にこのデーツが送られてきました。

脳にいいから、って。

 

弟と縁が切れることはないし、

奥歯にものが挟まったような関係だけど、

これからもつきあっていきます。

デーツありがとうの電話をしたら、

「早く手術終わるといいよね」と言いました。

その「ね」がやさしかった。

 

小さかったころ、アメをもらいました。

でも、私が何かで母に叱られて、飴を取り上げられたんです。

そしたら弟がトンカチを持ってきて、

自分の飴を力任せにブチ割り、私に分けてくれようとしました。

小さな飴に鉄製のトンカチですから粉々になりました。

2人で粉をなめました。

 

「ね」だけで、こんな思い出がよみがえるんですから、兄弟とは不思議なものです。

他人の始まりとも言いますが、お互いのどちらかが死ぬまで、つかず離れずにいたいと希望します。

弟のためでも、自分のためでもなく、母の気持ちがわかるから。

 

母は弟に何かを話すとき、メモを用意してました。

➀ほめる。(仕事のこと、おなかが少しひっこんだこと)

②世間話。(弟は人のうわさ話が好き)

③本題:一番いいたいこと。(下請け業者に大きな態度をするな。シャツをズボンの中にいれろ)

④食べ物(おいしいものを買っておく。特に奥さんが好きそうなもの)

レジメですね。

母も、弟は扱いにくいと思っていたんです。

いつも彼のことを心配していて、心から愛していました。

だから母のために、仲良くやっていきます。

 

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