1994年のアメリカ映画。
ニューヨークのタブロイド紙の編集局のある日、24時間を描いた群像劇。
見始めると、毎回最後まで見ちゃって、ほんと、これサイコー!って思うのよ。
主要キャストだけじゃない、出てくる人、全員芸達者。
どのシーンから見ても、見ごたえあり。
場面の展開が見事で、
2つ並んだエレベーターの右側にハイテンションのヘンリー(マイケル・キートン)が飛び込み、
直後に左側から、次の場面の主役である新米カメラマン女子ががっくりと肩を落としてとぼとぼ出てくる。
今度はどうした!?と、言いたくなる。
エレベーターと言えば、憧憬→敬愛→崇拝(←イマココ)のグレン・クローズ。
この映画の舞台である、新聞社の編集局長の彼女の登場シーン。
エレベーターが開く→仁王立ちの彼女→ドスドスドスとオフィスに登場。
顔半分おでこのワンレン長めボブがかっこいい。
どの場面が一番好きか、と聞かれたら、この登場シーンです。
この映画、見るたびに、
「この人…見たことある!」が増えていく。
たとえば、主人公のヘンリー(マイケル・キートン)の同僚の新聞記者のカルメン(ローマ・マフィア)。
「彼女をみればわかること」の、産婦人科医役だよね。
大新聞社、センチネルの嫌味でスノッブな編集長のポール(スパルディング・グレイ)。「ビーチース」の、やっぱり産婦人科医やってた!
外のカフェで人生に嫌気がさしてワインがぶ飲みするスーザン(キャサリン・オハラ)。「心みだれて」でメリルストリープの女友達役!心配してるふりして、人の不幸を面白がってた!
終盤、七転八倒のヘンリーがチームを牽引して、だめかと思った会心のスクープをものにして、
同時に、ヘンリーの恋女房(マリッサ・トメイ。この頃、彼女は世界一かわいい)の
初産もその時を迎え、
あらゆる伏線を回収しながら、転がり落ちるように、大団円のラストシーンにつながっていく、その気持ちよさ。
また最初っから見よ!
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