妹と伊豆修善寺の温泉旅館に一泊。
翌朝の風景です。
夜半から降り始めた雨は勢いを増し、
宿の部屋から見える山肌は、雨にけぶってほの白く見えました。
この日は庭仕事をする予定だったけど、これは無理だなあ。
仕方ない、さわやかハンバーグ函南店にいこう。
豪雨で所々通行止めの国道136号線を走ります。
海外暮らしの妹は、百均・しまむら・本屋・薬局があると、寄らずにはいられません。
お昼時なのにたった37分待ち(いつもは120分以上)のさわやかハンバーグに到着。
宿の朝食をたらふく食べたおばさん二人、お肉をがっつりいただきました。
さわやかのハンバーグは、回を増すごとによりおいしく感じます。
横浜への出発は、雨と相談して23時と決めました。
妹が仮眠を取っている間、実家の窓から見える夜景を眺めます。
おばあちゃんちに行った帰りの夜道や、
伊豆長岡で酔いつぶれた父を迎えに行った時、
沼津から国道414号線の海沿いを走った夜もあったかな。
電気が灯った家々を見ながら、母はよく同じようなことをつぶやいてました。
「この明かりの数だけ家庭があって、みんなその下で泣いたり笑ったりしているのよねえ」
私が子供のころの記憶なので、
その後はあんまり言わなかったのかなあ。
あとから気づいたんです。
母はそうやって自分を励ましていたんだな、と。
みんな、いろいろある。
それが人生。
負けるもんか、ってね。
お母さん、
あなたがいないと、ここは火が消えたようです。
あのね、
今日ね、
大雨の中、緊張して運転してる○○○(妹の名前)とね、
「修善寺楽しかったよね」って話してたのよ。
でね、私が
「あのさ~」って言ったのよ。
その後は何も言えなくなっちゃって。
そしたらしばらくして、答えが返ってきたよ。
「うん、そしたらもっともっと楽しかったよね」
私が言えなかった、
「お母さんいたらよかったよね」が彼女には聞こえたんだね。
23時になりました。
かすかにいびきをかきながら眠っている妹を、申し訳ないけどたたき起こし、
実家を出発しました。
午前0時半過ぎ、横浜に到着。
運転ありがとう。
妹は今日の夕方の便で帰ります。
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