週末、娘が来るので、五目寿司を作ることにしました。
医療マッサージの30分間に買い物です。
バイタルチェックのあと、
「じゃ、いってきます！」と部屋を飛び出しました。
混雑する夕方のスーパー。
セルフレジ（支払いは機械）の列は長蛇です。
どの列が早いのか。
ひときわ、ベテランのオーラを放つおばさまを発見。
隣の列より長いけれど、彼女を信頼して裏切られたことはありません。
インスタを眺めながら列に並びます（余裕）。
と、私の前の前の人で、レジ係交代です！
胸に「研修中」のバッジをつけた、男子学生バイトです！
あきらめません。
私の番になったら、通常よりも少し前に進みます。
前の人がセルフレジで会計中です。
背後から念を送ります。（早くしてくれ）
右手には精算済みの赤いかごがあり、研修中男子がピッとやった食材が置かれます。
彼は、人参とナスを入れ替えたり、一度入れたあんぱんを、「あっ」と言いながら、横にのけたりしています。
前の人が会計終了。
間髪いれずに、自分のエコバッグをかごの場所に設置。
ごめんなさいね、急いでいるんです、と言いながら、
エコバッグにピッの終わった食材を投入し始めます。
途中から、直接受け取ります。
餅つきの呼吸です。
彼の動きに、早すぎても遅れることはなく、食材を受け取ります。
緊張感は高まり、彼のスピードは1.5倍にはね上がり、切羽詰まった横顔は男前2倍増し。
ごめんね、研修中なのに…
そして出来上がった五目寿司。
母から教わった五目寿司。
茹でた蓮根とちりめんじゃこをそれぞれたっぷりのすし酢に漬けたものと、
甘辛く煮た、どんこ・牛蒡・人参を混ぜ込みます。
混ぜる直前はこんな感じ。
新たにすし酢は入れません。
蓮根とじゃこを漬けこんだすし酢ごと、使います。
長女が泊ってくれたので、次女には私がウーバーしました。
在宅ワークでちょっとやせた彼女には特別にうなぎをのせました。
ごま・紅生姜でお化粧した五目寿司は、
シンプルなお吸い物と一緒に、何杯でも食べられます。
母にも食べてほしかったけど、まだやめておきます。
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