布石は打たれていました。
今回、うちを出る前に、無心で選んだ本はこの3冊でした。
2日目の夕方、タクシーの運転手さんに聞きました。
「1日あったらどこに行くのがおすすめですか?」
「う~ん、僕だったら、門司港レトロかな。博多や天神は人が多いけど、門司はそうでもないし、駅降りたらすぐ海。きれいですよ。焼きカレーのにおいがプ~ンとしますよ」
門司港。
関門海峡に面した美しい港町。
博多からJR鹿児島本線で約1時間半。
ちょうどいいなあ。
行くべきだろうなあ。
どうしようかなあ。
駅探で博多からの駅名を眺めていたら、
ん?
小倉駅。
小倉と書いて、コクラ。
松本清張の『或る「小倉日記」伝』は、1953年、芥川賞を受賞した短編です。
その5年後、『点と線』が世にでました。
小倉 松本清張、で検索したら、ありました。
西小倉駅から徒歩5分。。
門司港に降り立ったらきっと悲しくなる。
母と来たかった、そう思うに決まってる。
母ロスはまだまだ続きそうだけど、
今、私は、小倉に行くのを心から楽しみにしてる。
そんな自分に、白湯で乾杯。
3日目の朝。
博多からJR九州新幹線で、小倉へ。
窓外は曇天。
心はハレバレ、ワクワク。
駅を降りてすぐ、その名も清張通りをまっすぐ小倉城に向かって歩きます。
青汁色の水を湛えた小倉城に隣接して、それはありました。
間違いなく、ここからがクライマックスです。
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