きれいな赤蕪。
これが58円ですから、買わずにはいられません。
薄く皮をむいて、スライサーでスライス、しばらく塩をして、軽く絞り、
甘酢に漬けます。
塩の分量を加減するのを忘れずに。
スライサーで指をスライスした経験があるので、
多めに残してぬか床に入れます。
左下が、赤蕪の甘酢漬。
柔らかくて瑞々しくて甘酸っぱい、大好きな味。
右上の調味液は、醤油・酢・砂糖・酒をひと煮立ちさせたもの。
これをドレッシングにして、湯がいた豚肉と、千切りサラダにたっぷりかけて食べるとおいしい。
今日のサラダは、赤蕪の甘酢漬入りだよ!
次の日、赤蕪をぬか床から取り出しました。
輝いてます。
桃みたいです。
味は、いまひとつでした。
白蕪のぬか漬けはおいしいのにね。
蕪は、母を思い出させます。
実家に帰ると、冬ならばよく、甘酢漬が冷蔵庫に作ってありました。
なんてことはない、ただの甘酢漬。
「これね、お寺の横の直売所で買ったのよ」といつも同じセリフ。
「おいしいなあ。わたし大好き。ぜんぶ食べていい?」
「また作るからいいけど…そんなに食べて大丈夫?」
母との会話、その時の空気すら、匂うように思いだせる。
これはたぶん、2017年頃の母のひとりの食事。
左下、白蕪の甘酢漬らしきもの。
株、ってシールが貼ってある。
そうそう、冷蔵庫をのぞくたびに、
「株かい!」って、思ってた自分を思い出しました。
ほんとうに、ほんとうに、お母さん、会いたいよ。
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