ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

蕪の甘酢漬

きれいな赤蕪。

これが58円ですから、買わずにはいられません。

薄く皮をむいて、スライサーでスライス、しばらく塩をして、軽く絞り、

甘酢に漬けます。

塩の分量を加減するのを忘れずに。

スライサーで指をスライスした経験があるので、

多めに残してぬか床に入れます。

 

左下が、赤蕪の甘酢漬。

柔らかくて瑞々しくて甘酸っぱい、大好きな味。

 

右上の調味液は、醤油・酢・砂糖・酒をひと煮立ちさせたもの。

これをドレッシングにして、湯がいた豚肉と、千切りサラダにたっぷりかけて食べるとおいしい。

今日のサラダは、赤蕪の甘酢漬入りだよ!

 

 

次の日、赤蕪をぬか床から取り出しました。

輝いてます。

桃みたいです。

味は、いまひとつでした。

白蕪のぬか漬けはおいしいのにね。

 

蕪は、母を思い出させます。

実家に帰ると、冬ならばよく、甘酢漬が冷蔵庫に作ってありました。

なんてことはない、ただの甘酢漬。

「これね、お寺の横の直売所で買ったのよ」といつも同じセリフ。

「おいしいなあ。わたし大好き。ぜんぶ食べていい?」

「また作るからいいけど…そんなに食べて大丈夫?」

母との会話、その時の空気すら、匂うように思いだせる。

 

 

これはたぶん、2017年頃の母のひとりの食事。

左下、白蕪の甘酢漬らしきもの。

株、ってシールが貼ってある。

そうそう、冷蔵庫をのぞくたびに、

「株かい!」って、思ってた自分を思い出しました。

 

ほんとうに、ほんとうに、お母さん、会いたいよ。

 

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