今日のおやつ。
桃と梅干し。
交互に食べると、桃の甘さにうっとりします。
森瑤子さんのエッセイに、スチルトンチーズ→セロリ→ポートワインのサイクルををエンエン繰り返す、という話がありました。
チーズの強い塩気を瑞々しいセロリが洗い流し、甘口のワインで陶然となり、またチーズ。
それをファーストクラスの飛行機で楽しむ、だったかな。
今、うちにはたくさん梨があります。
叔母さん(母の妹)と、母の友人からの贈り物です。
二人にお礼の電話をしました。
それぞれに、母を心配し、私を労わってくれます。
でも話し進むうちに、ちょっと違うんです。
叔母さんは、
「え、もう全然歩けないの?トイレは?口もきけないの?」
もう何度か説明しているけど、母が倒れてから一度しか会ってないから仕方ないね。
「○○ちゃん(母)は働きすぎたのよ。兄さん(父)に気い使ってばかりで。
だから病気になったのよ。しっぺ返しよ。」
とも言います。
しっぺ返し。。。
母の友人もおばあさんだし、最後に母に会ったのは
2年前なので、母の様子を繰り返し聞いてきます。
そして、泣きます。
「私ね、○○ちゃん(母)と会えなくなって、さみしくて。
つまんないのよ、さみしくて。」と。
2人とも、同じように母を心配しているのですが、
叔母さんの言葉の端々には母に対する嫉妬があり、
友人の手放しの嘆きにはただ、母への思慕があります。
その嫉妬は私を息苦しくさせ、思慕は深く慰めてくれます。
人の言葉に刺されるのは日常茶飯事です。
いちいち悶々とはしていられません。
人の言葉に救われることも、多々あります。
何年か前、中学の同窓会で隣に座った男子(おっさんだけど)が、
自分の母親が最近亡くなった、という話をしていました。
「お母さん、いくつだったの?」と私は聞き、
彼は、
「65歳」と答えました。
私は、
「早かったね」と言ったんです。
彼がどう答えたか、覚えていません。
あの時、私の言葉は彼の心を刺したんです。
悪気なく、刺したのです。
母のお夕飯です。
冷やし中華の残りのキュウリと卵。
買ってきた穴子寿司。
茄子を揚げ焼きにして紫蘇とネギと胡麻入りのピリ辛たれで和えたもの。
そして、欠かせない西瓜。
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