ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

違和感の正体 

 

先日、仲良しのお夕飯時を突撃しました。

彼女、木曾駒ケ岳から下山したばかりで疲労困憊とのこと。

お夕飯はまかせて!とラインして、

栃木のおいしい冷凍餃子を持って、ピンポーン。

 

darjeelingmama.hatenablog.com

 

ひとしきり食べて落ち着いた時、

「今日もプール行くの?」と聞かれて、

シャツをめくって、誇らしげに着込んだ水着を見せた私。

「えらいわねえ、ほんと」と彼女に言われました。

 

ほぼ毎日、プールに行く。

すごいなあってよく言われます。

いつもはなんとなくスルーするんだけど、

お世辞やおべんちゃらとは無縁の、まっすぐな魂を持った彼女に言われて、

私はモゴモゴしてしまった。

「いや、えらくないよ、えらくない…」

小さい声でつぶやいていたら、彼女が、

「いつから毎晩行くようになったの?」と聞いてきました。

脳の奥で何かが、パチパチッとつながりました。

 

プールに行き出したのは、20年近く前。

最初は市営プールでした。

週に1回くらい。

ジムに入会したのが、17年前かな。

歩いて行ける距離のジムですが、多くて週に2回程度でした。

2018年に母が倒れ、介護は2022年まで続き、その間、夫とは別居していました。

ちょうど、コロナの頃です。

コロナで夫はほぼ100%在宅勤務となり、

2021年に次女が独立して、自宅は夫ひとり。

2022年、母の介護が終わって自宅に戻り、夫婦二人の暮らしが始まりました。

私の仕事もほぼ在宅になったので、

小さな家で、夫婦二人が毎日在宅勤務です。

あの時から、私の毎日のプール通いが始まりました。

 

毎日プールいくの?えらいわねえ、と言われると、

めんどくさいなあって思いながら行くのよ、なんて答えてました。

答えながら、正体不明の違和感がありました。

今日、わかりました。

私は、息抜きでプールに行くんです。

(しかも時々、コメダでひとりでピザ食べてきたりしてるんです)

 

だからほめられると、変な気持ちだったんです。

 

 

その夜、プールから戻り、台所を片付けて23時半。

夫のいびきが聞こえます。

ひっそりと、高級桃をいただきました。

 

真夜中のフルーツ。

しかも大量。

今宵は少しほろ苦い、なんてことはありません。

私がプールに行っている間、夫はきっと、深呼吸をしています。

きっと。

 

 

ランキングに参加しています。よかったらクリックお願いします。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ