週末、伊豆の実家に行ってきました。
父が7年前、母が1年前に亡くなり、今は近所に住む弟が時々風をいれてます。
窓とカーテンを開け放ち、
粗大ゴミを出し、
掃除機をぐるりとかけ、
「納豆劇場の主役」に水まきをお願いして、
私は父の部屋をごそごそ片付けます。
古いアルバムはかび臭くて、ちょっとこわい。
1940年頃。@名古屋。
私のばあちゃんとじいちゃんの結婚式。
主役が端っこの婚礼写真。
➀がじいちゃんのとうちゃんだな。私の知ってるじいちゃんはこんな顔だもの。
②は会ったことある、なんとなくおぼえてる、ばあちゃんのかあちゃん。
約30年後の1970年頃。@三島大社。
弟のお宮参りかな。私は3、4歳。
撮影しているのはきっと、晴れ着を着た若き母でしょう。
私、右手に指輪をしています。
そう、そういう母でした。
おもちゃの指輪だろうけど、
母が私の小さな手をとってこの指輪をはめてくれたんでしょう。
うれしくてたまらない私の目を優しくのぞきこんだ母の頬には、あの見慣れたえくぼが浮かんでいたと思います。
ここは完璧な場所です。
ぺたりと座って古いアルバムを開き、
自由自在の時間旅行に出かけて、
いつもいつも優しかった人たちに、好きなだけ会いにいけます。
静かに泣いていたら、夫が満面の笑顔でこれを持ってきてくれました。
いつも混んでるさわやかハンバーグ。
3時間待ちのチケットです。
「夕飯にちょうどいいね!ありがとう!」
食事の支度もしなくていい。
やっぱり実家はいいな。
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