終日、細かい数字をチェックする仕事をして、肩と頭が凝った。
仕事先との後味の悪いやりとりもあって、なおさら気が重い。
だらだらしていたら、22時になってしまった。
プールは22時50分まで。
ジムは23時まで。
ああもう、22時20分だ…
水着は1時間前から着込んでる。
自分を叱咤、重い腰を上げて、坂道を下る。
ジム到着22時30分。
プール友達がいて、
「今から?がんばるね!じゃ、10分集中!」って言われて、
ハイと答え、10分間、一生懸命泳いだ。
お風呂を出て、更衣室に行ったら、彼女がいて、
「ねえ、私も湯シャン、始めたのよ!」ってニコニコ。
たしか半年くらい前に、炭酸泉で湯シャン習慣を自慢したのだ。
もちろん、今も継続中。
プール友達とのうれしい会話。
10分の水泳。
帰宅して、ジムに行く前まで鬱々としていた気持ちが少し軽くなっていることに気づく。
いそいそとスイカを切る。
スイカを食べるたびに、
小林カツ代さんがどこかに、
「スイカが大好き。夏になると毎日食べる」って書いていたことを思い出す。
何度も読んだなー。
小林カツ代さん、ずっと大活躍だったけど、
68歳でくも膜下出血で倒れてからの、いやそれより前からかもしれない私生活には苦難
も多くあったことが今は知られている。
76歳で亡くなった。
数ある料理本はもちろんだけど、私は彼女の文章が大好き。
あたたかくて具体的で人類愛にあふれている。
胸に重い石が居座る夜は、小林カツ代さんの本を読みながらスイカを食べるのだ。
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