とろりと熟した無花果は甘くてのど越しなめらか、コチコチと音がするような咀嚼が楽しい素敵な果物です。
お通じがスムースになるといううれしい効果もあります。
怒り発作がひどく、薬の調整で落ち着いてきたこのごろですが、
眠りがちになり、飲食がしづらくなりました。
嚥下も下手になりました。
マッサージの青年に、「首回りの筋肉が少しやせた」と言われ、
ああ、やっぱり、と腑に落ちました。
怒って大きな声を出すことが減り、寝ていることが増え、喉も弱ってしまったのです。
そのせいで飲み込みが下手になったのかもしれません。
同時に、30歳(くらいだと思う)の若者の、繊細な箇所への鋭い指摘に
感謝しました。
マッサージ中に母が怒ってしまうことがあるのですが、
彼は辛抱強く、同じ調子で、穏やかに語りかけながら施術してくれます。
いつぞや、右手を動かしたら、いたたたた!と声をあげたので、
「あ、ごめんなさい。じゃ、先に左をやりますね」
と言って、左手をやり始めたんです。
「どうですか?」と彼が聞いたら、
怒ったままの母が、
「おっげええ!」と大きな反応。
「うわあ、すごい、会話になってる。ありがとうねえ。」と言ったら、
「僕が言ってること、全部わかってらっしゃると思います。」と。
ずっと寝ていたり、黙って宙を見つめていたり、やたらと怒っていたり、
そんな母ですが、こうして真摯に向き合ってくれるのは本当に嬉しい。
嚥下のこと、主治医に相談してみようと思います。
→聞いてみました。声を出さなくなったから嚥下が下手になったというよりは、薬のせいでぼんやりしているせいだと思われるので、まずは睡眠薬を少し減らしてみましょう、ということになりました。
例えば今日のお昼ごはん。
・雑穀おにぎり
・ささみのスープに、半熟煮卵
・春雨のサラダ
・チョコブラウニー
食がすすまず、咀嚼しても飲み込まずに保留していたりします。
だめもとで、アジの開きを焼いてみました。
薄塩の小さめのアジ。
干物や、西京漬け、一塩の一夜干しなど、父が好きで、よく食事に登場していました。
ふっくら肉厚のところを口に入れたら、もぐもぐもぐごくり。
すぐに口をパカっと開けました。
なんだか私あせっちゃって、ちょっと箸が震えました。
半身、食べてくれました。
沼津の干物、お取り寄せしてみようかな。
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