ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

嚥下と怒り そして鯵の干物

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とろりと熟した無花果は甘くてのど越しなめらか、コチコチと音がするような咀嚼が楽しい素敵な果物です。

お通じがスムースになるといううれしい効果もあります。

 

怒り発作がひどく、薬の調整で落ち着いてきたこのごろですが、

眠りがちになり、飲食がしづらくなりました。

嚥下も下手になりました。

 

マッサージの青年に、「首回りの筋肉が少しやせた」と言われ、

ああ、やっぱり、と腑に落ちました。

怒って大きな声を出すことが減り、寝ていることが増え、喉も弱ってしまったのです。

そのせいで飲み込みが下手になったのかもしれません。

同時に、30歳(くらいだと思う)の若者の、繊細な箇所への鋭い指摘に

感謝しました。

マッサージ中に母が怒ってしまうことがあるのですが、

彼は辛抱強く、同じ調子で、穏やかに語りかけながら施術してくれます。

いつぞや、右手を動かしたら、いたたたた!と声をあげたので、

「あ、ごめんなさい。じゃ、先に左をやりますね」

と言って、左手をやり始めたんです。

「どうですか?」と彼が聞いたら、

怒ったままの母が、

「おっげええ!」と大きな反応。

「うわあ、すごい、会話になってる。ありがとうねえ。」と言ったら、

「僕が言ってること、全部わかってらっしゃると思います。」と。

ずっと寝ていたり、黙って宙を見つめていたり、やたらと怒っていたり、

そんな母ですが、こうして真摯に向き合ってくれるのは本当に嬉しい。

 

 

嚥下のこと、主治医に相談してみようと思います。

→聞いてみました。声を出さなくなったから嚥下が下手になったというよりは、薬のせいでぼんやりしているせいだと思われるので、まずは睡眠薬を少し減らしてみましょう、ということになりました。

 

例えば今日のお昼ごはん。

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・雑穀おにぎり

・ささみのスープに、半熟煮卵

・春雨のサラダ

・チョコブラウニー

食がすすまず、咀嚼しても飲み込まずに保留していたりします。

だめもとで、アジの開きを焼いてみました。

薄塩の小さめのアジ。

干物や、西京漬け、一塩の一夜干しなど、父が好きで、よく食事に登場していました。

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ふっくら肉厚のところを口に入れたら、もぐもぐもぐごくり。

すぐに口をパカっと開けました。

なんだか私あせっちゃって、ちょっと箸が震えました。

半身、食べてくれました。

 

沼津の干物、お取り寄せしてみようかな。



 

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