ほぼ毎日通うジムは、平日夜と週末利用で月額約10000円。
しつこく続いた暑さのせいでしょうか。
この頃プールの水がぬるくて、一生懸命泳ぐとちょっと気持ち悪くなるんです。
車で20分の場所に横浜国際プールがあります。
ガソリン代+駐車料金+プール利用料金2時間で、1回約1500円。
高くつくけど、ジムの定休日にたまに行きます。
プールの水が冷たいからです。
とにかく気持ちいい。
ずっと泳いでいられる。
泳いでいると、首の後ろあたりがひんやりして、スピードも出る気がする。
1レーンに自分だけだと、気を使わなくて益々良い。
やせたいでも食べたい、ずっとそう思っている。
更年期過ぎたらどんどん筋肉減るんだから、筋トレしなくちゃだめよ、
と言われても、筋トレは苦手。
自意識過剰の私は、マシン室やスタジオでフウフウやるのがきらい。
だるんだるんの体をさらけ出すプールだけど、
帽子とゴーグルがあるし、水の中にはいれば体は軽くなる。
ここ最近は、越路吹雪の歌を歌いながら泳いでます。
年に1回かな、ブームが来るんです。
運転しながら大声で歌って、
料理しながらずーっと歌って、
歩きながら歌って。
もちろん泳ぎながらも。
有名な愛の讃歌が定番です。
鼻からぶわーっと息を吐き出しながら、平泳ぎよりクロールのリズムがあいます。
越路吹雪さんは、1980年、56歳で亡くなっています。
初めて見たのは、YouTube。
愛の讃歌、圧巻の歌声です。
これほどに力強く、オーラ全開で、大袈裟なまでの芝居がかった歌唱なのにしつこくなくて、何度も何度も繰り返し視聴しました。
YouTubeの動画で、歌いだす前からうつっているのがいくつかあって、
歌が始まる直前、表情がガラリと変貌するんです。
ゾクゾクします。
越路吹雪で検索して、彼女の人となり、人生について書かれた記事を拾い読みするうちに舞台を見て感じる凄みの背景がわかったような気がしました。
姉後肌で度胸があって肝っ玉が座っているという先入観が見事にひっくりかえるんです。
繊細で、緊張しいで、気配りの人。
生真面目で、完璧主義。
35歳で結婚した音楽家の内藤法美との生活では、
家事全般を仕切り、特に掃除はプロ級の腕前。
朦朧とした死の間際に
「法美さんにコーヒーを」と言った、その愛と献身。
宝塚のことも、シャンソンのことも何も知らない私を強く引きつける、
花の盛りに逝った、この人に夢中です。
1999年に出版されたこの本は、彼女が29歳のとき、憧れのシャンソンの本場、パリに行ったときの日記。
伊豆の実家への往復の時に車の中で聴くCDを買おうかな。
でもワイファイ積んでいけば、YouTubeで聴けるしな。
いや、実家の大きなテレビで大音量でひとり楽しむためにリサイタルのDVD買おうかな。
でも、受信料払うのがしゃくにさわるからテレビは撤去するって決めたしな。
と、生活感あふれる考察をしつつ、今日も愛の讃歌を聞いてます。
男女の愛をうたっているけど、
私が恋焦がれるのはやっぱりお母さん。
ラブソングは男女だけじゃない。
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