海外で子育て中の妹とは毎日ライン通話しています。
9歳男児と12歳女児は、日本以外のアジア国にありがちな過激な受験戦争の只中にいます。
子供達は、母親である妹とは日本語で会話します。
学校は現地校なので、彼らの日本語は母親との会話と鬼滅の刃が基盤です。
9歳男児は腕白ざかりですが、時々女性言葉だったりします。
もうご飯食べたの?
食べたわよ~。
今日はどこか行った?
うん、散髪に行ってきた。
こないだ送った揚げドーナツ、食べた?
うん、非常においしかったよ。
私たち、日本語ネイティブなら感じる、すこうし変な日本語です。
いつかの12歳女児との会話。
「学生さん、たくさんいるね!」(帰宅途中の高校生集団を見て)
「おばちゃん、生理帯ある?」
「おばちゃん、おゆうはんはなに?」
彼女の母親である妹は昭和47年生まれです。
ちょっと、9歳男児に質問してみました。
おゆうはんってわかる?
うん、dinner。
じゃあ夕食は?
lunch !
少し間をおいて、
あってる?
いや、夕食もdinnerだよ!
えええ!一緒なの!
クリスマスと夏休みは日本のじいじとばあばの家で過ごして育った2人です。
昨年もコロナ禍の隔離を経て、来てくれました。
何もできず、話さず、動けず、変わり果てたばあばと会ってどうかな、と心配しましたが、2人は以前と同じように母に抱きつき、ほおずりしていました。
12歳女児は母の胸に耳をあて、その鼓動を確かめるように目を閉じてじっとしていました。
今朝、12歳女児と話したときに、朝ごはん何食べた?と聞いたら、
「えっとね、あましょくたべたよ。」
ずいぶん食べてないなあ、甘食。
パンでもお菓子でもないっていう中途半端さが特色だよね、と話していたら、
写真が送られてきました。
なるほど、ソフトクッキーですと。
今日の母のおゆうはんです。
ごちそうさまでした。
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