しっかりと 飯を食わせて 陽にあてし ふとんにくるみて 寝かす仕合わせ
長女が産まれですぐ、里帰りしたときに酔った父が教えてくれた歌です。
父は、はた迷惑な酒のみで、母も私達も毛嫌いしていたのですが、
その時は朗々と歌い上げた父の顔をまじまじと見て、この歌を心に刻みました。
うん、そうやって子供を育てていこう、そう思いました。
あれから20年以上たって、久しく思い出すことのなかった歌ですが、
今日、この写真が次女から送られてきて、この歌が心にぽっかりと浮かびました。
週末に来た彼女に、ジップロックに入れた豚汁と、同じくジップロックにぬかみそをまぶした大根を入れて持たせたんです。
彼女は豚汁でおじやを作り、大根のぬかを洗ってそのままお皿に乗せたんですね。
フライパンでおじやを作って、直接食べてるんですね。
鍋敷がないのか、鍋つかみの上に乗せてますね。
お箸は組み合わせが違いますね。
大根、そのままかじってますね。
そして、
「ぬかみそ、冷蔵庫でできるかな?」と聞いてきました。
「この琺瑯のタッパをあげるから、こんな風に人参を入れてやってみたら?」
と提案しました。
「やってみる!」とのこと。
「お味噌汁はほんだしでいいかなあ?」とも。
「いいらよ。(いいと思うよ、という感じの静岡弁です。)野菜やお肉からもいい出汁が出るし」と答えました。
「ちゃんとしたご飯食べたいからがんばる」
えらいぞ!
子供の勉強の手伝いはしなかったけど、ご飯は頑張って作ってきました。
心の底にはいつもあの、父が教えてくれた歌がありました。
子供は何歳で独立しても、早すぎるような気がするものなんでしょうか。
長女も来て、お夕飯に豚の生姜焼きを作りました。
(夫の好物でもあります。この向こう側に夫の分があります。。はい)
キャベツたっぷり。
きゅうりのぬか漬けも食べ頃です。
母には丼にしてみました。
長女は一泊したので、朝ごはんもがっつり。
ご飯は基本。
医食同源、といつも言っていた母は病に倒れてしまいましたが、
母のご飯はいつもおいしくて幸せでした。
明日もおいしいもの、一緒に食べようね、お母さん。
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