母の職場の近くに、せっちゃんと呼ばれる知り合いがいて、
道で会えばお天気の話をするくらいの仲だったんだけど、
母がある日、公民館の前を車で通ったら、
せっちゃんのご主人が窓のところで、ピョーンピョーンとジャンプしてたんですって。
後日スーパーでせっちゃんに会ったときに聞いてみたら、
せっちゃんは公民館の書道教室に通っていて、その日はお稽古の日。
昇級試験の直前で、少し遅くまで練習していたら、
待ちくたびれたご主人が迎えにきて、でも教室に入るのは気おくれがしたのか、
外で待っていたんですって。
待っている間、窓からせっちゃんいるかなって、ピョーンとジャンプしちゃったってわけ。
せっちゃん、恥ずかしいけど少しうれしそうな顔で話してくれたそうです。
お子さんはいなくて、その頃60台の仲良し夫婦。
その後、会うチャンスのないまま数年がたち、
せっちゃんのご主人がガンで亡くなりました。
その約1年後、せっちゃんも亡くなりました。
そのまた数年後に伴侶を亡くした母が、その一連の事を
ため息をつきながら話してくれました。
せっちゃんのご主人が亡くなった時に、なんとなく気にはなっていたんだけど、
自分の忙しさにかまけて訪ねることもせず、
そのあとせっちゃんまで死んじゃって、その時もお気の毒に、くらいしか思わず、
でも自分が同じ立場になってみてやっと、
せっちゃんどんなにさびしかったろうって思う。
なぜあの時、一度でもお菓子持って会いに行かなかったんだろうって、
いい年してなんで気づけなかったんだろうって思う、と母が言いました。
でもね、ご主人が亡くなって1年で死ぬなんてせっちゃんよかったね、とも
思っちゃうのよね、とも言ってました。
だってせっちゃん、ご主人ととっても仲が良かったのよねえ。
あの、ジャンプしてた姿。。。と、少し笑った母。
あれから私も時々、せっちゃんの事、思い出してます。
今日は、在宅で残業という夫に、こんなお弁当を作りました。
・海苔とかつ節とお醤油を間に挟んだご飯の上にしらすと胡麻、梅干し。
・ポテトサラダ
・鶏肉と野菜の揚げびたし
・沢庵
・三つ葉とネギのお味噌汁
私はこれです。きゅうりアボカドトースト。
・食パンにチーズをのせてこんがり焼いて、
・アボカドスライスと、薄切りキュウリを塩もみしてぎゅうって絞ったのをたっぷり。
・上から塩コショウ、そしてにんにくオイルをたら~ん。
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