先週末、実家に一泊二日で行ってきました。
庭師さんがやってきて、草刈り・木々の剪定・除草剤散布。
父と母が住んだ、この家。
父が精魂傾けた、この庭。
2人とも亡くなってしまって、
時々、片付けに来てるんですが、
濃厚に漂っていた父と母の気配が薄れていくような気がしています。
お昼ごはん。
パン・ハム・チーズ・きゅうりでサンドイッチを作って、
残りのごぼうサラダと食べました。
サンドイッチには甘い紅茶。
母の定番なり。
夕方、そろそろ出発します。
戸締りなどを確認して、荷物を運び出し、
鍵を片手に玄関から奥に向かって「また来ます」と声に出して言ったけど、
(もうここには誰もいないな)って感じました。
夜のとばりが降りるその前の、青くて暗い庭を見ていたら、
やっぱ父はここにいるかもなって思いました。
で、母は私といるの。
いや、それはない。
父が亡くなって2年後に母が倒れて、4年間介護させてくれたけど母も死んで。
どう考えても、父が連れて行ったとしか思えない。
きっと2人は一緒にいるでしょう。
どこにいるのかしらねえ。
誰も知らないのよねえ。
帰り道、ツラツラとそんなのん気なことを考えていたら御殿場あたりで、
メガネを忘れてきたことに気づきました。
ま、しょーがない。
しばらく、古いメガネで過ごします。
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