お風呂で読んだりしてますね。
ビロビロです。
2000年に単行本が出版され、
2003年に文庫化。
カラー写真が満載です。
瞠目して凝視したのは、塩野さんの宝飾。
指輪をコーディネイトした塩野さんの手、という写真があって。
エメラルドとダイヤだな、くらいしかわからんけど、
「この人はやせてる」とわかる、たおやかな指先を絡めて組んで、
右と左にそれぞれ重そうな指輪を一つずつ。
これぞ大人の女性の手。
ローマ在住の塩野さん。
執筆を終えた午後、宝石店に駆け込んで、デザインを相談する、それが気分転換。
五木さんの靴についての話。
イギリスの靴は修理して履くけど、イタリアのは踵がすり減ったらそれで終わり。
五月革命の市街戦真っただ中のパリで、どうしても行きたかった靴屋を探して辿り着き、アンクルブーツを買った。
見目も麗しき両者60代の洒脱で軽快、時に深遠な会話だけの本。
私、30代で買ったけど、
58歳の今、どこを読んでもドキドキするくらい、迫ってくる。
この本を引っ張りだしてきたのは、
先週美容院で読んだ雑誌に、
御年92歳の五木さんと、芦田愛菜さんの対談記事があって、
フサフサ髪を年に2回しか洗わないって公言してた五木さんの髪がなくなっていて、
でもとっても元気そうで、相変わらずかっこよかったから。
五木さんと私の共通点は湯シャンだけ。
塩野さんの本は、すぐ挫折した。
それでもこの二人は、生涯通して空高く仰ぎ見るあこがれです。
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