ダージリンママ介護日記

要介護5の実母79歳を介護した娘の日記 その後

ずっとそばに置く本②

お風呂で読んだりしてますね。

ビロビロです。

 

2000年に単行本が出版され、

2003年に文庫化。

 

五木寛之さんと塩野七生さんの対談本。

カラー写真が満載です。

 

瞠目して凝視したのは、塩野さんの宝飾。

指輪をコーディネイトした塩野さんの手、という写真があって。

エメラルドとダイヤだな、くらいしかわからんけど、

「この人はやせてる」とわかる、たおやかな指先を絡めて組んで、

右と左にそれぞれ重そうな指輪を一つずつ。

これぞ大人の女性の手。

ローマ在住の塩野さん。

執筆を終えた午後、宝石店に駆け込んで、デザインを相談する、それが気分転換。

 

五木さんの靴についての話。

イギリスの靴は修理して履くけど、イタリアのは踵がすり減ったらそれで終わり。

五月革命の市街戦真っただ中のパリで、どうしても行きたかった靴屋を探して辿り着き、アンクルブーツを買った。

 

見目も麗しき両者60代の洒脱で軽快、時に深遠な会話だけの本。

私、30代で買ったけど、

58歳の今、どこを読んでもドキドキするくらい、迫ってくる。

 

この本を引っ張りだしてきたのは、

先週美容院で読んだ雑誌に、

御年92歳の五木さんと、芦田愛菜さんの対談記事があって、

フサフサ髪を年に2回しか洗わないって公言してた五木さんの髪がなくなっていて、

でもとっても元気そうで、相変わらずかっこよかったから。

 

五木さんと私の共通点は湯シャンだけ。

塩野さんの本は、すぐ挫折した。

それでもこの二人は、生涯通して空高く仰ぎ見るあこがれです。

 

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