先週末、日帰りで静岡に行ってきました。
彼女のお墓詣りです。
母を娘達に託し、新幹線に乗りました。
新横浜から新富士まで、こだまで1時間弱、久しぶりの遠出です。
三島駅を通過しました。
高校卒業以来、帰省の度に降りた駅です。
まっすぐに両親との思い出につながっているその景色を見たくなくて、目を閉じてやりすごしました。
新富士駅に迎えに来てくれた友人は、亡くなった彼女の幼馴染で私の親友です。
不思議な縁でつながった私達3人。
まずはお墓詣りです。
そのあと食事をして、泣いたり笑ったりの忙しい時間を過ごして夕方帰路につきました。
2人並びの通路側に座ったんです。
窓側の席は空いていて、でも私は荷物を足元に置きました。
ビールも飲んだし、お腹いっぱいだし、少し疲れてウトウトしました。
目を閉じて母のことを考えていたら、隣に母が座っていました。
浅く腰掛けて、
バッグの中をごそごそしたり、
目を閉じてじっとしていたり、
駅弁の包み紙をきちんとたたんでみたり、
靴を脱いだ小さな足をぶらぶらしたり、
クリっとした目で私をみて、口に手を当てて、
何か話しかけてきたり、
携帯を充電器につないでみたり、
見慣れた、母の仕草です。
母の声が聞こえるようでした。
小さな肩が私の二の腕あたりに触れていました。
泣いているのに、幸せな時間でした。
新富士駅で買ったお土産と一緒に、母の待つマンションに帰ってきました。
母はね、すっごくおとなしかったんですって！
訪問入浴のスタッフが、、
「今日は全然お声がでませんねえ、さみしいですねえ」
って言ってたんですって！
お母さんただいま。
新幹線の旅、楽しかったね。
予定を繰り合わせて丸1日母をみてくれた娘達に感謝です。
お土産はこんな感じ。
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