うちの夫は偏食です。
お夕飯のおかずが決まらない時は「納豆でいいよ」となります。
納豆に失礼だけど、つまり納豆は頼れるやつ。
銘柄は厳格に決まっています。
これです。生協で購入。
私は、どの納豆でも大好き。
これでも
これでも
もちろんこれでも
なんならこれでも!
大粒中粒小粒、わら納豆。
豆粒の海を自由に泳ぐスイマーでありたい。(意味不明)
今日の夫の夕飯。
昨夜炊いた白米(論外。炊き立てに限るとのこと)
白菜スープ(掟破り。ルール上は味噌汁)
ネギマリネ(酢が大嫌い。煮飛ばしてあるからだいじょぶと言ったが、手をつけず)
そして、この納豆。
いつものではありません!
挑戦です。
息を殺して、夫の反応を見ます。
(パックから出してそば猪口に入れてあるからばれないかもな、ひひひ←心の声)
しかしすぐに、
「ちがうじゃん!」
なぜ。。。なぜ?
たれのパッケージに気づいたんです!
「同じ生協の小粒だからさ、買ってみた」
そしたら夫、なんて言ったと思います?
「自分で試してからにしてくれよ」
(はあ?←心の声)
で、実食。
「これ、うまいな」
「え?」
「いつものよりうまいな」
ニヤついてました。
私の胸をいろんなことが駆け巡ります。
こんな事件もありました。
母を介護していたとき、生協まで電車を乗り継いで買いに行くことができずに、
「おかめ納豆でもいい?」と、バンビみたいにおびえて聞いた私…
イメージです。
「いいよ」と横柄に許可した夫…
こちらもイメージです。
でも、今日、私は笑顔で、
「よかった!これからは他の納豆も試してみようよ」
「いや、いつものか、これでいい」
はい、選択肢が2つに増えました。
夫婦は合わせ鏡といいますが、
言動その他、優しく見える私が実は残酷な冷血漢である、そう思います。
今年で結婚30年です。
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